
先週3/7〜10まで幕張メッセで開催されていた、
FOODEXを取材してきました!

入場者総数82,434人、出展企業3,250社!
アジア最大の食の展示会です。

日本の都道府県ほか、海外からも出展が多数あり、
会場内は、まるで「歩く地球一周の食の旅」。
本業はフードライターの私、実はこの展示会も
18回目の訪問となりましたが(結構長いです(^^;)
今日はMSCの取材で、こちらのブースをみっちり
取材させていただきました!

スコットランド国際開発庁さんのブースです。
スコットランドではたくさんのシーフードが獲れますが、
実は、MSCの提唱する「持続可能な漁業」を
積極的に実践している国でもあります。

来日中のシーフード・スコットランド、
ナタリー・ベルさんにインタビューしました。


「トレード・マーケティングマネージャーで、
スコットランドで獲れるシーフードの各ブランドを管理し、
アジアとヨーロッパ、中東へ商品を輸出する際の
サポートをしています。現職に就いて2年になります」

「スコットランドは欧州屈指の海産物生産地です。
北部にあるため海水温度が低く、
水質は世界最高ランクと言われています。
全長12,000kmの広大な海岸地帯と
昔ながらの豊かな自然環境で65種類以上の様々なシーフードが
水揚げされ、どれも高品質が自慢です。
スコットランドでは8漁場がMSC漁業認証を取って
欧州ではMSCのリーダー的存在となっていますが、
実は何世代も前から海の環境へ配慮し、
厳しい基準を守って未来につなぐ漁業を続けてきました」

「ヘリング(タイセイヨウニシン)、白身魚のハドック(コダラ)・
セイス(シロイトダラ)、甲殻類はブラウンクラブ(イチョウガニ)、
貝類はムール貝(イガイ)とキングスキャロップ(ホタテ貝)です。
そして今回、MSC認証のサバを
日本の皆様にご紹介することになりました。」
(サバはイオンで3月より販売中→詳しくはこちら)

ちなみにスコットランド国際開発庁から、FOODEX開催中に
「MSC認証のサバにぴったりの英国伝統レシピ」として
PRしていたのがこれです。「Kedgeree(ケジャリー)」。
シェフがスコットランドのブース内で料理し、試食を提供。
カレーのいい香りで、試食コーナーは大盛況でした!

表面を軽くグリルしたサバを、カレー粉やスパイス、
コンソメスープ、米と一緒に炊き上げるお米料理。
今月からイオンで発売されている
スコットランドのMSCサバは
「骨取り処理」済みなので、そのまま
炊飯器にも入れられて便利なのだそう!
(※注:今回のイオンの商品は骨取り済みですが、
他店で販売中のスコットランド産のMSCさばには
一部骨付きのものもあります)

会場内で、私も試食させてもらいました。
ドライカレーのようなお米のぱらっとした食感と、
旨みと脂がのったサバを同時に味わう料理。
スパイシーな香りでちょっとエスニックな風味ですが、
スコットランドでは朝ごはんの定番レシピだそうです!

インタビューに戻って…ナタリーさんは続けます。
「スコットランド人は、安全性や品質の高い、
『国産品』が大好きで、非常にこだわっています。
レストランで食べる魚はスコットランド産か必ず確認し、
スーパーでは裏のラベルも見て、食材と調味料も
国産かどうかチェックしています」
「ハイレベルな日本の消費者の方に、もっと
スコットランドのシーフードの品質を知っていただきたいです。
国内ではMSC認証を取れていない漁業もありますが、
昔からスコットランド独自の厳しい基準で漁業を続けています。
MSC認証資格を満たしてないのではなく、企業が小規模で
資金不足ゆえにまだ取れていないのです。
私は来年もまた日本に来ます。そのときはいまよりも、
スコットランド産製品の認知度が上がっていると嬉しいです」と
ナタリーさん。

今回ナタリーさんと一緒に、本国オフィスより来日中の
インターナショナルシニアエグゼクティブ・
フード&ドリンクご担当のロレイン・グリーンさん(右)と
日本のスコットランド国際開発庁のプレス&マーケティング
ご担当の中村有希さん(左)。
みなさま、FOODEX期間中のお忙しい中、ありがとうございました!
スコットランド国際開発庁サイト
https://www.sdi.co.uk/locations/asia-and-pacific/japan-japanese/japan-office-details