PR大使の浅野です。みなさまはGWいかがお過ごしでしたでしょうか?
連休明け最初の記事は、「MSC日本事務所メンバーのスタッフ紹介」でもちょこっと触れた、
漁業担当マネージャー鈴木さんの、「数奇でドラマチックな魚と海をめぐる人生」についてです。

鈴木 允(まこと)さん 35歳 
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主な担当は、全国の漁協や行政団体を回ってMSCについて漁師さんに説明したり、認証取得の
サポートをすること。MSC日本事務所のみなさんはそれぞれユニークな経歴をお持ちですが、特に
鈴木さんの半生にはとにかく驚きで…「鈴木さんスピンオフ記事」として詳しく紹介します!

(以下、画像はご本人より提供)
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東京育ちながら京都大学在学中、実習で三重の漁村に滞在したのをきっかけに獲れたての魚の
おいしさ、魚ワールドに根底から魅了される。その後大学を休学し(!!)、再び村に戻って
自分で家を借り、1年間「漁師見習い」として暮らす(この時点ですでにビックリでしょ?)。
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村の人口200人の限界集落。80〜90代の熟年漁師さんが大半の中、20歳すぎの若い鈴木さんは
とてもかわいがられたそう。当時の生活の糧は、漁師見習いの日当+毎日の漁の後にもらえる
売り物にならない魚。そしてその魚と野菜などとの物々交換で食いつなぐ。
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東京では売り物にならない「うつぼ」などをもらい、家に帰ってネットでさばき方を調べて
自分でおかずにして暮らすつつましい日々。「でも毎日の漁の後、魚を獲れたてで刺身や
味噌汁にして食べるのは、ものすごくおいしくて感動して」(鈴木さん)
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三重での生活中、魚の産地と、東京のスーパーなど自分のおなじみの消費地とのいろいろな
ギャップに強い衝撃を受ける。鮮度や値段の圧倒的な差、そして産地では日々「魚が獲れない」と
言っているのに、東京のお店では魚があり余るほど置いてある現実など…
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1年間の漁村生活を終え大学に戻る。当時感じた矛盾を突き詰めたいという強い思いにかられ、
大学卒業後は東京に戻り、築地市場に就職(これも相当気合い入ってますよね?!)
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場内の某卸会社に入社し「鮮魚部関西課」配属となる。
深夜1時AMから正午まで働く、昼夜逆転のハードな社会人生活のはじまり。
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西日本の魚を扱う関西課。でも最初の1年は、魚を売っている先輩の下につき、氷入りの塩水を
作って、箱に魚をひたすら並べるなど丁稚奉公の日々(築地全体にド体育会気質らしいです)。
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関西課の花形魚種はアジ、かつお、ぶり。しかし鈴木さんがその後販売の担当になったのは
トビウオ、かます、えぼ鯛などちょっと地味(?)な魚。たくさんの魚種を少量ずつ扱い、
細かい仕事に明け暮れる。
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昼夜逆転、ハードな日々で辞めたくなることも多々あったのに、面白くて結局8年も勤務。
もともと魚の流通を知りたくて築地に就職し「3年もいればわかるだろう」という見込みが、
「複雑すぎて3年経っても全然わからず、5年経ったらもっと先が見たくなり…の延長です」
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築地の競り人として奔走。
各産地の天候、曜日、水揚げ量を聞き、現地の卸会社の在庫を予想して翌日の相場を張り、
鈴木さん自身で魚の値段を決定。「じゃあキロ◯◯円で買います、××ケース送ってください!」
というハイスピードの株取引のような世界で揉まれていたそうです。理論より度胸とカンが勝負。
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しかし日々商売をしながら、「(近年よく売れる)小さい魚を売りすぎるせいで、大きい魚が
減り、魚自体が産地で枯渇してきているのではないか」という矛盾に気づき始める。再び「外から
魚の世界を見たい」と思い始め、築地で働きながら勉強して東京大学大学院(!)に合格。
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大学院入学と同時に築地の競り人は退職。そして「2年後の卒業を見据えた兼業はOK」という
現在のMSCにパートタイマーとして就職。週2は大学院で授業、週3MSCでパート勤務の
これまたハードな魚人生がスタート。MSCも太っ腹ですが、鈴木さんほんとスゴイ…\(;゚∇゚)/
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その2年後(去年2015年の3月)、東大大学院を無事卒業。晴れてMSCフルタイム職員に。
ラジオに出演してMSCのPRをしたり、
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イベントで美女アイドルに囲まれたり(笑)
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でも主な仕事は全国の漁業関係者を回ってMSCの説明。週の半分は漁業地や県庁水産課などに行き
(ex:月曜・山形、火曜・宮城、水曜・青森など)、一度東京に戻って翌週また地方に出る、
ハードな日々アゲイン。フルタイム勤務になってからの1年で回った地域は22都道府県とのこと。
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以上、激動の鈴木さん劇場でした。まだお若いですが、キラキラした目で魚愛、各地の漁師さん、
そして水産資源をめぐる未来について語る姿、熱かったです!私も陰ながら、応援させて
いただきます\(^0^)/\(^0^)/

                  
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