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祝!MSC認証取得の塩釜レポート、ずっとお読みいただきありがとうございます!(いままでの記事はこちら)漁師さんたちが一本釣りしたカツオたちの一部は、こんな美しい「カツオのたたき」に変身するわけです。今日は塩釜レポート「加工工場」編、お届けします!
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塩釜港でダイナミックな水揚げの様子を見学したのち、私たちMSC特別取材班(?)は(株)明豊の本社に伺いました。塩釜港からそのまま、社長の松永さんに車で連れてきていただいたのです。加工場もここにあります。
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塩釜港から車で2-3分。他の大手水産メーカー各社の建物も、近隣に集まっているエリアです。明豊の本社の真向かいには巨大な冷蔵庫が!
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みんなで白衣、専用のヘアキャップ、マスクをお借りして加工場へ・・・っとぉ、すぐには入れません。「当社に限らず、食品メーカーの衛生管理はとにかく厳しいんですよ」と松永社長。白衣の上からコロコロで髪の毛やほこりを綿密に取り(使ったら記録)、
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エアシャワーでさらに小さなごみも吹き飛ばし(すっごい強烈な風が三方向から出ます)、
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やっと加工場へ行ってきまーす!(牧野さんです)
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いや、この後まだ準備があるんです!靴を長靴に履き替え、手を爪の間までしっかり洗い、
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足は消毒液へ浸けてからやっと加工工場内へ。ここでもカメラマン魂でしかと撮影する青木さん。しかし消毒液の何を撮っているんでしょうか?・・・(^^;
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最初に松永社長に案内していただいたのは加工場の入り口です。完全にオープンの状態で撮影してますが、実際には何重にもカーテンやドアで区切られ、虫や外気が入らないような工夫がされています。
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ここに、さっきまで見てきた冷凍カツオが港から運ばれてきます。
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カツオは一気に冷凍室へ。ここは0度。さらに進んで左奥のドアを開けると
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そこはマイナス30度の世界。さーむいーーー!!!
でもこの状態だからこそ、釣りたての鮮度のままの保存が可能に。必要な量だけここから持ってきて加工するそう。
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氷の世界でも体を張って撮影する青木さん。
さらに奥にはマイナス50度の部屋もあり、震え上がるほどの寒さだったのですが、「こうして順々に温度を下げていくと冷房の軽減になるんですよ」と松永さん。なるほど!
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冷凍室を出て、いよいよカツオの加工現場へ!
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キュイーン、キュイーンと金属音がすごいです。さらにカツオの香りも部屋中に充満!
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「ここでは冷凍のカツオを丸の姿から一気に食べられる部分(=可食部)だけにする工程をやってます。タタキには使わない頭や内臓、骨を取って四つ割にしているところ」(松永さん)
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この電動カッターはものすごく鋭利なため、作業する人は軍手の下にさらに「鎖で編んだ手袋」をはめてやるそうです。カッターに指が当たると痛いけど、切れることは絶対にないそう。いやー、すごい…本当に…。単純ですが、そんな言葉しか出てきません。
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効率化されたラインに乗り、あのいま獲ってきた(のを港で見た)冷凍カツオが、すごいスピードで一挙にフィレに姿を変えて流れていきます。
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次の部屋では流れてきたカツオの切り身を着々とまた次の処理。
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ちなみに、この「可食部だけにする工程」で、結構な量の「カツオのくず」が毎日出ます。
大きいものだと頭や骨(写真中央左のベルトコンベアの上のかたまり)や、
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こういった細かいくず。細かいものは肥料に回しているそうですが、松永さんは今後これも「海のエコラベル」用にさらに有効活用する方法を思案中だそう。「たとえばASC(海のエコラベル養殖版の魚)のえさにするとかね」と言われていて、なるほど〜、素晴らしいなと思いました。
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そして、次の部屋に移動しますが、ここでももう一度足を消毒。工場編、さらに後編もあります!

過去の塩釜レポートはこちらをご覧ください↓↓
「祝!日本の漁業がMSC認証を取得!明豊漁業さん(株)@宮城を訪問してきました」
「塩釜レポートその2、MSC認証取得の第8豊国丸の船内ツアー!(今回だけ特別公開)」
「塩釜レポートその3(おまけ)『第8豊国丸のカツオ一本釣り』がよくわかるビデオ」