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前回に続きセミナー「魚から考える日本の挑戦2016」の報告です。読んでいない方はこちらを。
午前中の後半は、我らがMSCの英国オフィスから、北東部大西洋プログラム部長・トビー・ミドルトンさんが来日し、トークセッションを行いました。
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(株)シーフードレガシー代表取締役社長の花岡和佳男さんと、同じくイギリスから来日中のルース・ウェストコットさん(「サステナブルフィッシュシティー」キャンペーンコーディネーター)と3人での合同トークセッションです。
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「サステナブル」のコンセプトがオリンピックに初めて導入されたのは、実は2000年のシドニーオリンピックのとき(16年前!)。バンクーバー大会も経て、2012年「オリンピック史上最も環境に配慮した大会」を目指したロンドン大会で初めてMSCが導入されたそう。その実現が、今年のリオでの導入にもつながります。

ロンドンオリンピックでは選手村や会場内の観客者用のレストランでMSC認証のシーフード料理が14万食も提供されたそうです!
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そしてオリンピック後にはその概念が浸透し、イギリスの大手スーパーチェーン、Sainsbury's(セインズベリー)やTESCO(テスコ)、日本でもおなじみマクドナルドなど食品企業で開催前の2010年と比較すると、MSC認証付き製品の取り扱い数が数倍〜数十倍にも伸びた企業が続出。
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「マクドナルドや外食大手のsodexo(ソデクソ・官公庁のあるビルから刑務所まで幅広い施設に外食サービスを提供)、コカ・コーラなどすでにMSC製品を取り扱っていた企業、新たに取り扱いを決めた企業を『チャンピオン・リーダー』として賞賛し、情報を拡散したことでオリンピック前年から各企業のMSCの導入にさらに勢いがつきました」と、キャンペーンコーディネーターのルースさん。
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ふとステージ付近を見ると、セッションの様子を床に体を付けて全力で撮影するカメラマンを発見。あ、青木さん!MSCご依頼のカメラマンです(笑)(詳細はこちらを→過去記事) 

トークショーの後、さらにトビーさんと同じくイギリスから来日中のMSCグローバル・コマーシャル・ディレクターのニコラ・ギシューさんにお話を聞きました。「東京オリンピックでも、ロンドンのようなMSC製品の導入や、消費者の意識改革は成功しますか?」という私の質問に、
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「東京だけでなく、ニューヨークやベルリンでも消費者は資源がギリギリまで来ていることを理解はしているものの、スーパーに来るとなかなか実践できない(=認証製品を選んでいない)状況は同じ。流通や外食企業などサプライヤー側に、オリンピック前の早い段階から根気よく説明し、努力を続けることが肝心です。そこから社会全体の関心も広がって行くと思います」(トビーさん)

 「実はイギリスでも2010年の時点では、MSCやサステナブルに関して社会の関心は非常に低かった。でも大手企業が一度やり始めると次に続く企業が続々と出て来ます。日本でもイオンのような大手がすでに賛同しているので、必ず達成できると思います」(ニコラさん)
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イギリスではオリンピック以降、急激に関心が高まり、いまでは英国議会、学校、大学、大英博物館、ロンドン動物園、ミシュラン星付きレストランなど様々な場所でMSC製品が使われているそうです。「2025年の東京もそうなっているはず」とニコラさん。ああ、そんな日が来るといいですね!いろいろ希望が生まれたセミナーでした!
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おまけ画像です。そんなトビーさんたちのインタビュー後、振り返るとセミナー参加者に一生懸命MSCのプレゼンをされている日本事務所の高宮城さん発見!お疲れさまです!(慌てて撮ったので写真ブレブレですみません)
MSC日本事務所公式ブログでも、このセミナーの様子が詳しく書かれています。ご参照ください!
こちら